EXHIBITION

6.6 fri - 6.15 sun

snAwk

solo exhibition「THE LETHAL 362」

at

OFF THE RECORD

※entrance fee / 1 drink order

6/6(金)より、東京を拠点に活動するステンシルアーティスト・snAwkよる個展「THE LETHAL 362」を開催します。

東京神宮前の気鋭なギャラリー"THE blank GALLERY"のディレクター兼アーティストとして活動するsnAwk氏。今回自身2年振りの個展、東京以外では初めての個展となります。

今展では新作を含め近作から厳選された作品群の他、ステンシルでハンドペイントしたTシャツやトートバッグも販売予定です。

作家在廊は6/6(金)7(土)8(日)15(日)を予定しています。ぜひ作品についてお話を伺ってみてくださいね。

ぜひ皆さまのご来場お待ちしております!

- THE LETHAL 362 -

縁あって、名古屋で個展開催の機会を得た。実は名古屋にはゆかりがあって、両親の出身地であり、自身の出生地でもある。昔は祖父母が住んでいて、何年かに一度は遊びに行く地だった。最後に名古屋を訪れたのは、愛知万博を開催していた年だ。俺は当時バンクーバーの美大生で、夏休みの帰国中に一人で祖父母に会いに行った。その夏はドレッドヘアをしていて、家族からは汚い臭いと嫌がられていた。祖母はそんな俺の髪型や眉のピアスを見て「似合うね」と言ってくれた。しかし真夏のドレッドは自分でも大変不快であったし、眉ピアスもけっこう手入れが面倒で、俺は人知れず日々何かと戦っていた。意味のない戦いだ。

この文章は、あなたの人生の貴重な2分間を奪う。あなたにとっては何の価値もない情報だし、全部デタラメかもしれないし、この瞬間に全て忘れてもらっても何も支障は無い。しかし何に導かれたのか、あなたは何故か、俺が適当に書いたこの迷文の、ここまで辿り着いた。それはもしかしたら縁であって、それには何か意味があるのかも知れない。

世界に溢れる大抵の事柄に大した意味は無いのだろうが、何か意味ありげに見えたりするので、皆どうでもいい事に翻弄され、本質を見落としたりする。どこに本質があったのか気付く事もなく、ただただ迫りくる情報の洪水に、時間と脳の容量を消費し続ける。それでも、なにか些細な事が気になったり、ずっと記憶に残ったり、考え続けたりもする。考え続けても何処にも辿り着かないのだろうが、俺はずっと、その事に関して考え続けている。

- snAwk -

Emily Carr University of Art + Design (カナダ・バンクーバー)Visual Arts卒業。帰国後、2008年よりステンシルアーティストsnAwkとして活動を開始。

ポップアートやストリートアート、パンクカルチャーから強く影響を受け、ステンシル技法の繊細さと、スプレー独特の荒々しさ、中毒性の高い色使いを持ち味とした作品を展開。近年では主に「氾濫する情報社会」をテーマとし、ランダムに抽出された図像をサンプリング・コピー・ペースト、それらを画面上に繰り返し配置する事で生じる違和感や矛盾を通して、我々が無自覚に消費している「情報」の意味や象徴性、信憑性を問いかける。

主な展示歴

〈個展〉

2023年 「HARDWARE AGNOSTIC」 VINYL Gallery、東京

2018年 「10 years of Chasing Rainbows」 THE blank GALLERY、東京

2017年 「V」 THE blank GALLERY、東京

2011年 「THE NATIONWIDE FATAL DISASTER」 Gallery 360°東京

2010年 「ATTACK of the KILLER POP!」 Gallery 360°東京

その他、グループ展「WAVE」(2021年、2022年)など、アートフェアにも多数参加。

〈メディア出演〉

2023年 「ゆうと王子の大冒険」 ステンシルアート講師役、チャンネル銀河

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